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回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟
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回復期リハビリテーション病棟、医療療養病棟では、定期的に患者さんを担当する全スタッフでリハビリの進行状況や病棟での状態、本人や家族の思いを聞きながら今後の方針について話し合いを行っています。カンファレンスで決定した内容は毎月患者さんおよびご家族に医師からの説明があります。必要に応じて、リハビリスタッフや医療ソーシャルワーカー、看護師が同席します。感染対策として電話での面談やオンライン面会も行っています。
また院内衛生環境のさらなる強化(院内への持ち込みや持ち出しの削減)として、入院中に必要な衣類や日用品類の専門業者によるレンタルサービスをご利用いただいております。

院内感染対策の取り組み

個人防護具

  • すべての職員はマスクを着用し、診療ケアにあたる医療スタッフは、接触予防策及び飛沫予防策として、フェイスシールド、マスク、手袋などを着用しています。
    ※入浴介助スタッフはフェイスシールドのみを使用するなど、状況にあわせて防護具を使い分けています。
  • 一処置一消毒を行っています。

換気

  • 建築基準法に則り、換気扇により毎時6回の換気が行われる設計となっています。

環境整備

  • ナースコール、テーブル、ベッド柵、床頭台などの患者周囲の環境は、界面活性剤を含む使い捨ての不織布で清拭消毒を行っています。聴診器や体温計、血圧計などの医療機器は個人専用とし使用ごとに清拭消毒しています。
  • 患者に使用した検査室(X線やCT撮影室など)の患者が触れた場所、あるいは患者検体を扱った後の検査機器やその周囲も清拭消毒を行っています。

患者寝具類の洗濯

  • 汚染された、あるいは汚染された可能性のある寝具類は、寝具類の洗濯を外部委託し、消毒しています。

食器の取り扱い

  • 患者が使用した食器類は、アルカリ性洗剤による洗浄に加え、80℃・40分以上で熱風乾燥させて使用しています。

職員の健康管理

  • すべての職員に対し、1日2回の体温測定や咳・咽頭痛などの有無の確認を行い、体調に変化があった場合は、すみやかに部門責任者から感染管理担当者に報告する体制をとっています。

参考|新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第3版

回復期リハビリテーション病棟

当病棟は、発症後、急性期病院での治療や手術後に入院できる病棟です。可能な限り早期から重点的にリハビリテーション治療を行い、退院後の在宅生活に即したリハビリテーションを実施します。「自宅復帰」を第一の目的として、日常生活の向上を図り、患者さんやご家族を中心に多職種がチームとして生活リハビリの実施を支援しています。また、2階フロアに県下でも最大規模のリハビリテーションスペースを備えており、治療スタッフとしても病棟専属の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を約150名配属し、回復期のリハビリテーションに取り組んでいます。

チーム医療

特徴

患者さんの日常生活動作(ADL)の能力向上を目的に、一日の中で行われる『起床』から『就寝』までのすべての動作をリハビリテーションの一環と考えたチームアプローチを実践しています。
なかでも、患者さんが本来「できる」レベルの動作と、日常の生活の中で実際に「している」レベルの動作の差がなくなることが大変重要です。
そこで、毎月カンファレンスを開催して、機能的自立度評価法(FIM)に基づき採点した「できる」レベルと「している」レベルの点数差に注目して問題点を抽出し、より実践的な計画を立案・実行しています。

ADLについて

日常生活動作を意味し、普段の生活において必要な動作すべてを指します。身体活動能力や障害の程度をはかるための重要な指標となっています。
例)移乗・移動(歩行)・食事・整容
・更衣・トイレ・入浴等

FIMについて

機能的自立度評価法を意味し、実際に「しているADL」を記録して、「介助が必要か?」、「どれくらい必要か?」という介助の量を測定する評価方法です。
18ある項目を7段階で評価し、入院時と退院時の差をリハビリ効果の判定などに活用しています。

1点 2点 3点 4点 5点 6点 7点
全介助 最大
介助
中等度
介助
最小
介助
見守り
介助
修正
自立
完全
自立

対象となる方


当院での
入院期間の目安
1 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、モヤモヤ病、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷の発症もしくは手術後、義肢装着訓練、低酸素脳症、ギランバレー症候群 90日以内
1' 高次脳機能障害を伴った脳血管障害、重度の頸髄症、頭部外傷を含む多発外傷
2 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節、膝関節の骨折または
手術、ニ肢以上の骨折
60日以内
3 開胸・開腹術または肺炎などの治療の安静により
生じた廃用症候群
60日以内
4 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節、膝関節の神経・筋・
靱帯損傷
60日以内
5 股関節または膝関節の置換術後の状態 60日以内

チーム医療(リハビリテーションチーム)


チーム医療

医師

患者さんに対して医学的な治療や管理を行います。また、リハビリテーションの方針を決める話し合いにおいて各職種の意見をまとめ、決定した事項を患者さん・ご家族に説明します。
チーム医療におけるリーダー的存在です。

看護師・介護職員

看護師は医師の指示のもと全身状態の管理を行います。介護職員は患者さんの身の回りのお世話をします。回復期リハビリテーション病棟では、起床から就寝に至る1日の生活の流れ(洗面・更衣・移動・食事・排泄・入浴など)の動作全てをリハビリテーションの一環と考え、多職種と連携して、日常生活の動作を獲得するための支援を行います。

リハビリテーションスタッフ

理学療法では起き上がりなどの基本的動作や歩行などの移動動作の訓練を行います。
作業療法では排泄・更衣など身の回りの動作や炊事・洗濯などの家事動作の訓練を行います。
言語聴覚療法では「聞く・話す」などのコミュニケーション能力に関する「ことば」の訓練と食べ物の飲み込みなど「食べること」に関する訓練を行います。

医療ソーシャルワーカー

患者さんやご家族が抱えている不安や社会生活上の問題(経済面や社会復帰のことなど)の解決を図ります。また介護保険や利用可能なサービスの紹介・説明などを行い、他の専門職と協力して在宅生活に向けた支援を行います。

管理栄養士

管理栄養士は入院患者さんの栄養状態の維持・増進のためにリハビリテーションの活動量を考慮した必要栄養量を設定し、栄養プランを立て、定期的に栄養モニタリング・評価を行います。
また退院に向けて、再発予防や低栄養予防のために、在宅でも栄養管理が継続できるよう栄養食事指導を行います。

メディカルスタッフ

薬剤師、臨床検査技師、放射線技師、歯科衛生士など、チーム医療を担う専門職が配置され、それぞれのスキルを発揮しています。
様々なメディカルスタッフが積極的に対話することで、多角的に情報が共有され、患者さんの生活の質(QOL)の維持・向上の実現をサポートすることができています。

事務職員

「病院の顔」として最初(受付)と最後(会計)に患者さん・ご家族と接しています。いつも「笑顔と心」を忘れずに、患者さんに安心していただけるような環境作りに努めています。また、患者さんが快適かつ安全に過ごしていただけるよう、美観や温度などの環境改善から災害予防などの安全対策まで、建物や施設の管理を行っています。

チーム医療

入院から退院までの流れ


入 院
入院時ADL評価

入院当日に担当の医師・理学療法士・作業療法士・看護師・介護職員が同席し、患者さんの状態の把握と介助方法の検討および統一を図ります。

カンファレンス

毎月患者さんを担当する全スタッフでリハビリの進行状況や病棟での状態、本人や家族の思いを聴きながら今後の方針について話し合いを行っています。

病棟回診

回復期リハビリテーション病棟では、毎月主治医・看護師・リハビリスタッフによる回診を行っています。回診では患者さんの元を訪れ身体状況の確認や日常生活状況を確認していきます。

家族面談

カンファレンスで決定した内容は毎月患者さんおよびご家族に医師からの説明があります。必要に応じて、リハビリスタッフや医療ソーシャルワーカー、看護師が同席します。また、感染対策で電話での面談やオンライン面会も行っています。

退院前訪問

退院前に、必要に応じてリハビリテーションスタッフや医療ソーシャルワーカー等による自宅訪問を実施しています。また、住宅改修の助言や福祉用具の検討、在宅生活における注意・指導なども行っています。

退 院
退院後訪問

会計窓口の対応時間

入院費等の支払い可能時間は下記の通りです。

平日 8:30~17:00
休み
日・祝 休み
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