回復期リハビリテーション病棟

当病棟は、発症後、急性期病院での治療や手術後に入院できる病棟です。
出来るだけ早期から重点的にリハビリテーション治療を行い退院後の在宅生活に即したリハビリテーションを実施します。
日常生活動作の向上をはかり、「在宅復帰」を第一の目的として、患者様やご家族を中心に医師・看護師・ケアスタッフ・医療ソーシャルワーカー(MSW)、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)など多職種がチームとして生活リハビリの実施を支援しています。

約5年間で、1,500名を超える方が入院され、そのうち約1,000名の方が自宅復帰されています。

回復期リハビリテーション病棟の実績

療養病棟の様子

ベッド数

3病棟 計167床(2階北・2階南・3階南)

スタッフ数

  • 医師 6名
  • 看護師 59名
  • ケアスタッフ 40名
  • 医療ソーシャルワーカー(MSW) 5名
  • 理学療法士(PT) 27名
  • 作業療法士(OT) 27名
  • 言語聴覚士(ST) 9名

特徴

一日に行われる起床から就寝までのすべての動作をリハビリテーションの一環と考え、患者様のADL向上を目的に、チームアプローチを重視した看護・介護を実践しています。
リハビリスタッフが「できる」と判断している「できるADL」が、日常生活で「しているADL」と同じレベルになるよう情報を共有し、更衣・歩行など様々なADLの向上訓練を看護師やケアスタッフと共に行っています。
カンファレンスでは、FIMの「できる」と「している」の点数差に注目し問題点を抽出し、チームで検討することで、より実践的な計画につなげています。

【 ADLとは? 】
日常生活動作を意味し、普段の生活において必要な動作すべてを指します。身体活動能力や障害の程度をはかるための重要な指標となっています。
例)移乗・移動(歩行)・食事・整容・更衣・トイレ・入浴等
【 FIMとは? 】
機能的自立度評価法を意味し、実際に「している」状況を記録して、「介助が必要か?」、「どれくらい必要か?」という介助の量を測定する評価方法です。
18ある項目を7段階で評価し、入院時と退院時の差をリハビリ効果の判定などに活用しています。
1点 2点 3点 4点 5点 6点 7点
全介助 最大介助 中等度介助 最小介助 見守り介助 修正自立 完全自立

リハビリテーションチーム

リハビリ対象者とリハビリテーションチームの関係を表した図

リハビリテーションチームスタッフの画像

【 医師(Dr) 】

患者様に対して医学的な治療や管理を行います。また、リハビリテーションの方針を決める話し合いにおいて各職種の意見をまとめ、決定した事項を患者様・ご家族に説明します。
リハビリテーションチームにおけるリーダー的存在です。

【 リハビリテーションスタッフ(PT・OT・ST) 】

理学療法(PT)では起き上がりなどの基本的動作や歩行などの移動動作の訓練を行います。
作業療法(OT)では排泄・更衣など身の回りの動作や炊事・洗濯などの家事動作の訓練を行います。
言語聴覚療法(ST)では「聞く・話す」などのコミュニケーション能力に関する「ことば」の訓練と食べ物の飲み込みなど「食べること」に関する訓練を行います。
訓練は病棟で行うことを基本とし、より生活に密接したアプローチを行います。

【 病棟スタッフ(Ns・Cs) 】

病棟における患者様の身の回りのお世話をさせて頂きます。回復期リハビリテーション病棟では、起床から就寝に至る1日の生活の流れ(洗面・更衣・移動・食事・排泄・入浴など)の動作全てをリハビリテーションの一環と考え、医師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士と連携して、日常生活の動作を獲得するお手伝いを致します。

【 医療ソーシャルワーカー(MSW) 】

患者様やご家族の方々が抱えている不安や社会生活上の問題(経済面や社会復帰の事など)の解決を図ります。また介護保険や利用可能な各種サービスの紹介・説明などを行い、他の専門職と協力して在宅生活に向けたお手伝いをさせて頂きます。

入院の対象となる疾患

対象となる方 発症〜入院 入院期間
1 脳血管疾患 / 脊髄損傷 / 頭部外傷 / くも膜下出血のシャント術後
脳腫瘍 / 脳炎 / 急性脳症 / 脊髄炎 / 多発性神経炎 / 多発性硬化症 / 腕神経叢損傷の発症もしくは手術後、義肢装着訓練
2ヶ月以内 150日
1' 高次脳機能障害を伴った脳血管障害 / 重度の頸髄症
頭部外傷を含む多発外傷
180日
2 大腿骨 / 骨盤 / 脊椎 / 股関節 / 膝関節の骨折または手術
ニ肢以上の骨折
2ヶ月以内 90日
3 開胸・開腹術または肺炎などの治療の安静により生じた廃用症候群を
有しており、手術後または発症後
2ヶ月以内 90日
4 大腿骨 / 骨盤 / 脊椎 / 股関節 / 膝関節の神経、筋、靱帯損傷 1ヶ月以内 60日
5 股関節又は膝関節の置換術後の状態 1ヶ月以内 90日

入院から退院までの流れ

  1. 入 院

  2. 入院時ADL評価

    入院当日に担当の医師・理学療法士・作業療法士・看護師・介護職員が同席し、患者様の状態の把握と介助方法の検討および統一を図ります。

  3. カンファレンス

    毎月患者様を担当する全スタッフでリハビリの進行状況や病棟での状態、また今後の方針について話し合いを行っています。

  4. 家族面談

    カンファレンスで決定した内容は毎月患者様およびご家族に医師からの説明があります。必要に応じて、リハビリスタッフや病棟スタッフ、医療ソーシャルワーカーが同席する場合もあります。

  5. 退院前訪問

    退院が近づくと、必要に応じてリハビリスタッフ、病棟スタッフ、医療ソーシャルワーカーによる自宅訪問を実施しています。住宅改修の助言や福祉用具の検討、また在宅生活における注意・指導も行います。

  6. 退 院

回復期リハビリテーション病棟の実績

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