パワーリハビリテーション研究会西九州支部
 
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<学習療法とは・・・>

音読と計算を中心とする教材を用いた学習を、利用者とスタッフがコミュニケーションを取りながら行うことで、利用者の認知機能やコミュニケーション機能、身辺自立機能などの前頭前野機能の維持・改善を図るものです。

<学習療法の様子>
学習療法実施前の様子
98才骨折後再入所時
 
学習療法実施後の様子(動画)


下のボタンをクリックすると動画をご覧いただけます。

 

<脳(前頭前野)の役割?>

脳の他の領域を制御する最も高次な中枢であり、そこは、おでこのちょうど裏側にある人間の大脳の約30%を占める巨大な領域です。

◇人間の前頭前野には下記のような働きがあります。

これらは、まさに人間をたらしめている高次の機能です。つまり前頭前野は“人間の心”そのものといえるでしょう。
また、前頭前野が命令を発することで、脳の、他の領域の機能が働くという点で、「前頭前野は、脳の司令塔」ということもできます。
そもそも、認知症とは、加齢に伴い脳の働きが衰え、それらが重度になった状態です。そのため、脳を鍛えたら前頭前野の機能を改善し、認知症が改善されるという話になります。

MRI等の画像診断で調べた結果、一桁の足し算などや簡単な計算問題を解いている場合や、そして本を音読している時に、左右の前頭前野を含めた脳全体が活性化していることが分かりました。一方、一生懸命に何かを考えていたり、テレビゲームをしている時には、一般的に想像されるほどの前頭前夜は活性化しませんでした。さらに、その研究からすらすらと速く計算したり、速く音読したりするほど、脳がより活性化することも分かっています。

※東北大学教授医学博士 川島隆太先生 研究結果より

これらの研究によって「計算や音読を毎日行うことで、左右脳の前頭前野が活性化し、ソレが効果的な刺激となって低下しつつある脳機能を向上させることが出来る」という結論が得られました。学習療法はこの考え方を根幹に、前頭前野機能の維持・改善を図るプログラムを行っています。

 

<効果は・・・>

このプログラムを開始し6ヶ月後、「読み・書き・計算」の学習をした方は、認知機能検査にて改善はありませんでしたが、学習をしなかった方は、機能が低下し、学習をしたほうが、学習をしなかったほうに比べ、脳機能の低下を防いだという結果が出たのです。

まったく無表情だった方が、学習が進むにつれて笑顔が認められるようになりました。
また、おむつに頼っていた方が、尿意や便意を伝えることができるようになったり、ついには自分でトイレに行けるようになったりと、日常生活に大きな変化が表れたのです。

このように、学習療法を通じて前頭前野の神経細胞が元気を取り戻すことで、脳機能の働きやコミュニケーション能力、身辺自立性が改善されるということが分かります。

 

 

 

 

 

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