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| 富永 丹 |
内分泌科部長、日本内科学会総合内科専門医・日本内科学会認定内科医・指導医、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医・代議員、日本甲状腺学会専門医・評議員 |
萬代 幸子
(非常勤) |
九州大学二内科 |



| 甲状腺、副甲状腺、下垂体、副腎、性腺疾患の診断・治療 |

内分泌科では火曜日午前・新患外来(富永)金曜日午前・再診外来(富永)、午後(萬代)にて専門外来を行っています。日常臨床では甲状腺疾患が最多です。自己免疫性甲状腺疾患であるバセドウ病や橋本病、良性や悪性腫瘍、過形成などの結節性甲状腺腫、などが主です。他の検査の機会に偶然見つかるような甲状腺のしこりが多く見られます。診察に加え、甲状腺機能や自己抗体検査、超音波検査、必要に応じて核医学検査(ラジオアイソトープ検査)やCT検査などを行い診断・治療を行っています。甲状腺にできたしこりについては超音波ガイド下に吸引細胞診を行い甲状腺乳頭がんなどの悪性腫瘍には外科にて手術治療を行っています。一方、甲状腺機能亢進症を示す代表的疾患であるバセドウ病に対しては放射性ヨード内用療法が可能です。外来治療で可能ですが心不全はじめ全身症状の強いかたは入院治療も可能です。入院の場合、治療前に必須なヨード制限食が病院食で完全にできることと自宅に同居している中学生以下の若年者への被爆を治療直後避ける利点があります。
その他、高Ca血症を示す原発性副甲状腺機能亢進症や腎不全に伴う二次性副甲状腺機能亢進症の診断・治療も行っています。
さらに高血圧の存在や胸痛などの症状、特有な体型・皮膚所見、電解質異常などが発見の契機となる副腎ホルモン産生腫瘍の診断・治療も行っております(原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、クッシング症候群)。ホルモンを作らない副腎のしこりも偶然見つかり
ホルモン産生能を有しているか精査を行い発見以降の取り扱い方針を決定しています。
副腎ホルモン産生腫瘍が診断され泌尿器科にて腹腔鏡下副腎摘出術を行いますと症状や所見の回復、降圧剤の減量が実現されます。
脳下垂体前葉からのホルモン分泌過剰による先端巨大症、クッシング病、プロラクチン産生腫瘍などもホルモン基礎値・分泌抑制試験、下垂体MRI検査などで診断します。近年、増加している高齢者の低Na血症の一部を占める抗利尿ホルモン不適切分泌症候群(SIADH)、反対に抗利尿ホルモンが分泌不足している中枢性尿崩症も診断・治療の対象で入院患者様にも多く見られます。最近では成長ホルモン分泌不全による内臓脂肪型体型、うつ気分などに対して(治療基準を満たした場合)同ホルモン補充療法が成果をあげており当院で診断(適応の有無)、治療導入が可能です。
内分泌疾患は症状も多彩ですが、気づきや意識があれば診断できかなりの部分が治療で改善します。日常的な身体症状や所見、検査異常値の背後にこれらの疾患が隠れていないか お手伝いできれば幸いです。 |
 
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