言語聴覚療法は、言葉の障害(失語症・運動障害性構音障害)や食べ物の飲み込みの障害(嚥下障害)をもつ方々に対し、評価を行い、必要に応じて訓練、指導、助言を行います。患者様の能力が最大限に回復し、充実した日常生活を送っていただけるよう支援いたします。
また、自宅で生活している方は、外来、訪問でのリハビリテーションやデイサービスを利用して頂き訓練・指導を行っています。
●対象疾患 : 脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、パーキンソン病等
●対象患者様 : 失語症、構音障害、高次脳機能障害、摂食・嚥下障害等
●平成20年4月〜平成21年3月の稼動状況 :
※スタッフ数 : 常勤6名
対象とする主な障害は失語症、構音障害、高次脳機能障害です。急性期から病室へお伺いし、患者様の状態把握と意思伝達の手段の検討を行います。その後、個別訓練や残存能力を活かした拡大・代替コミュニケーション訓練を行っています。
訓練は遮音設備の整った言語聴覚療法室が4部屋ある他、見晴らしの良い屋上庭園やデイルームなども利用します。
おいしい物を安全に食べることは多くの方が持たれる要望です。しかし、脳卒中等の後遺症のため上手に噛めない方や飲み込めないが出る方が多くいらっしゃいます。この要望に答えるため当院では様々な角度から摂食・嚥下訓練に取り組んでいます。
嚥下機能評価としてビデオ内視鏡検査(VE検査)、ビデオ嚥下造影検査(VF検査)を実施しております。このような検査を必要に応じて実施することにより、安全に飲み込める食事形態(ゼリー類、お粥など)や姿勢の決定、むせない誤嚥(不顕性誤嚥)の発見につながります。
その他、言語聴覚療法部門の関わりにNST(栄養サポートチーム)回診への参加があります。NSTは、栄養を必要とする全ての患者様を対象として、その治癒力の向上、褥瘡の減少、合併症予防、病院感染の減少、在院日数の減少、QOL向上を図ることを目的としています。
回診に参加し、医師、歯科医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、歯科衛生士とともに、栄養不良の患者様の栄養摂取方法についての検討を行っています。栄養不良の患者様の中には、摂食・嚥下障害を抱えている方もいらっしゃいます。そのような方には言語聴覚士としてその方の嚥下能力にあった摂取方法の提案や嚥下能力評価を実施しています。


