当病棟は整形外科、外科疾患の専門病棟です。当病棟ではご入院中の患者様に対して、積極的なリハビリテーションを実施しています。また、手術を受けられた後の患者様の早期回復をサポートするため、必要に応じて術前より訓練を行っています。
リハビリは、主治医の指示のもとに開始となります。足や手をケガされたり、病気による手術を受けられた患者様に対して、関節を曲げたり、筋力をつけたり、歩く訓練などを行うほか、トイレ動作や入浴動作など生活していくうえで必要な動作の訓練も実施しています。 患者様の回復の段階に応じて、タイムリーな治療・訓練を行うことで、より早期に受傷前の機能を獲得できるようにつとめております。
また、当病棟は在宅復帰支援病床を有しております。この病床では、中期間の入院が可能でご自宅や介護保険施設等への退院に向けた、より集中的なリハビリを行っております。
● リハビリ担当者について
病棟専属のリハビリスタッフが担当させていただきます。
理学療法士:5名 作業療法士:2名
※言語聴覚士は必要に応じて対応しています。
理学療法士は平成17年5月より、作業療法士は平成18年5月より病棟専属が開始となりました。専属のスタッフが配置されることで、より早期からのリハビリテーションが可能となりました。また、病棟スタッフとの情報共有をより密接に行うことが可能となり、患者様を病棟スタッフ全員でサポートしていく体制が整っています。
術後早期は患者様の全身状態に合わせて、医師や看護師と相談しながら、病室より訓練を開始します。回復にしたがって、リハビリテーション室にて行ったり、日常生活の場面でのリハビリを行うため、病棟(廊下、トイレ、洗面所、浴室など)でも訓練を行っております。
訓練時間については、必要なタイミングで必要な量の訓練を行っていますので、定時で時間を設定しておりません。必要性の高い方に関しては、一日の中で複数回(午前・午後の2回など)訓練を行っております。
また、医師が必要と判断した患者様に対しては、祝・休日もリハビリを実施いたしております。リハビリ担当者が不在の場合は、担当以外のリハビリスタッフの対応となることもあります。
● 回診に参加しています
週1回の整形外科総回診と週2回の外科総回診に参加しています。回診では、実際に患者様の声を聞きながら、それぞれの患者様の状態、治療方針の確認を行い、個人に合ったリハビリプログラムを立案します。
● カンファレンスを行っています
リハビリテーションカンファレンス
患者様の情報を共有する為に、月に一度、医師、受け持ち看護師、担当リハスタッフ間でカンファレンスを行っています。
術前カンファレンス
毎週、手術予定の患者様の術式や後療法の検討会に、整形外科医、麻酔科医、看護師とともに、リハスタッフも参加しています。
● 症例検討を行っています
週に1回、病棟専属のリハビリスタッフ内で症例検討会を行っております。症例検討会では、実際に患者様にも来ていただき、よりよい治療を提供するため、その場でスタッフ間での意見交換や治療方法の検討を行っています。また、スタッフの知識・技術の向上を目的としており、経験年数のあるスタッフからのアドバイスや意見を活かし、実際の治療に反映しております。
● クリニカルパスの使用をすすめています
クリニカルパスとは一定の疾患や疾病を持つ患者様に対して、入院指導、患者様へのオリエンテーション、検査、ケア処置、検査項目、退院指導などをスケジュール表のようにまとめてあるものをいいます。 リハビリテーションにおいては、治療者の経験年数によって、治療成績に差が出ないようにパスを使用して、患者様に均一なリハが提供できるようにしています。現在、病院のパス委員会にも参加し、地域連携を目指したパスの作成を行っています。
*当院で実際に使用しているもの
整形外科 : 大腿骨頚部骨折(人工骨頭置換術、骨接合術)
外科 : 乳癌術後
大腿骨頚部骨折のパス使用件数は人工骨頭置換術9例、骨接合術15例(平成19年4月〜平成20年3月現在)です。


